asppe_dr’s blog

私のアスペ的体験を開き直るための記録です。-yahoo blog閉鎖に伴い移転しました-

だじゃれの楽しみ

オリバー・サックス医師の著書「妻を帽子とまちがえた男」に、素数を言い交わして遊ぶ自閉症の双子の話が出てくる。
それと一緒かどうかは分からないけど、その楽しさは分かる気がする。
私の場合、それは言葉の響に現れる。

AとBの言葉の響が似ているのを発見すると、訳もなく楽しい気持ちになるのだ。
たとえば、こないだ知人に「だんぢりまんじゅう」をもらったのだが、
その箱に書かれた「だんぢり」という文字を見て「まんじり」という言葉が頭に浮かび、
「(私は)まんじりもせずだんぢりを観ていた」などという文章を考えて、内心ニヤニヤする。
二つの異なる意味の似た言葉が一つの文に違和感なく収まると、得も言えぬおかしさを感じるのだ。

それを口に出すと、今の時代は「おやじギャグ」と言われる。
昔はただの「しゃれ」や「だじゃれ」と言われたのに、いつの頃からだろうおやじの専売特許となったのは。
ただのだじゃれをおやじギャグと呼ぶのは、私は間違った語用ではないかと思っているのだが、
それはまたの機会に。

(2018/9/21)