asppe_dr’s blog

私のアスペ的体験を開き直るための記録です。-yahoo blog閉鎖に伴い移転しました-

ぞっとするHALF

昔に何度も聞いて、ぞっとした曲。
簡単に言うと、前世で結ばれず、現世でも結ばれず、来世を誓うという曲で、
来世で結ばれる保証は何もないという人を歌っている。
単なる孤独を歌うだけでなく、手塚治虫火の鳥のように、輪廻転生の過去から未来までを見通して”孤独”や”後悔”という
世界観が、ものすごく恐ろしかった。
だからこそ惹かれた。同じ様に孤独を感じている人がいる、というのは勝手な思い込みだけど、少なくともそんな想像をすることでどれほど救われたか。

随分前から、歌に飲み込まれるのではなく、鑑賞することができるようになった…と思う。
それで、彼女の曲には一曲の歌で小説一本書けそうなくらいの世界観があると改めて気付かされた。

かなり昔に、さだまさしさんが自分の書いているものを、「歌詞」ではなく「歌詩」でありたいと言っていたけど、
私の中では彼と彼女がそれに値する。
他の人の歌はあまり知らないだけだけど、歌詞が聞き取れない歌は苦手だ。

(2015/12/2)